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企業案内

2021年7月、開設20年を記念し、展示内容も新たに
「ダイトー謄写技術資料館」としてリニューアルしました。
2021年7月、開設20年を記念し、展示内容も新たに
「ダイトー謄写技術資料館」としてリニューアルしました。
明治時代に発明された日本独自の謄写版、これには美濃地方が多く関与し、岐阜の地方産業発展のためにどの程度貢献して来たか計り知れません。 その後アナログの最たる和文タイプライターの発明とともに、マスメディアに大きく関与し、パソコンにその役目を渡すまで、日本の発展に大きく関わってきました。 こうした環境の変化の中で、コピーの原点である謄写版から現代のインクジェット方式やレーザー方式に至るまで、技術の変化に対応した 大東化工の歩みと次世代に向けた取組みを併せてご案内します。

展示のごあんない

当社の事業は岐阜の和紙づくりがルーツです。地域の産業に深く関わりながら発展してきました。リニューアルした資料館では、印刷手法や技術の進展とともに常に適合する製品を提供してきた足跡を、かつて輝いていた製版機や印刷機械とともにご紹介しています。

  • 【謄写印刷技術の進化】

    謄写印刷機の誕生から終焉までの歴史をわかりやすい年表で紹介し、その時代時代に活躍した内外の機械を数多く展示しています。

  • 【昭和の教室】

    謄写印刷が、花形だった昭和の教室を再現しました。ここでは、学校の先生たちが、学級通信や保護者への連絡などを鉄筆で原紙に文字や絵を描く「カリカリ」という音が聞こえてくるような雰囲気を作ってみました。ワークショップや、展示会、会議、映像撮影など多目的にご活用いただけます。さらに当社の最新印刷メディアもご覧いただけます。

  • 【作品コーナー】

    テレビや映画の台本や機関誌など実用的なものから、芸術価値に富む謄写印刷作品まで、謄写印刷で作られた資料などを多数展示しています。繊細な仕上がりが驚きです。

謄写印刷を支えた美濃和紙


昭和10年代 鉄筆原紙の原料にする「雁皮」を干している神山倉造商店
当社は、美濃和紙の産地で和紙の原料商として創業。その後和紙の加工業に転業し、コピー機のない時代に盛んに全国で使われた謄写版の版となる原紙を製造していました。
謄写版の原型はエジソンが発明し、これを改良して堀井新治郎が実用化しました。堀井は同時に美濃市上野産の雁皮紙を使ってパラフィン、蝋、マツヤニの配合ワックスを塗布したガリ版原紙も発明しています。
軽便な実用印刷機は瞬く間に普及し、官公庁、軍隊、学校で使われるようになったのです。謄写印刷とは、版に穴をあけて上からインクを通すことで紙に転写する印刷方法で、日本では俗にガリ版と呼ばれ、身近な存在でした。
ガリ版原紙の最盛期には、国内消費量の70% が岐阜から出荷され、原紙加工を営む家は、100軒以上もありました。資料館では、技術変化と共に改良され進歩し、活躍した道具や機械を展示しています。

謄写印刷機の変遷とOA化

やがて和文タイプライターが開発され、縦組、横組が自在にでき、均一な文字の印刷物ができるようになると、鉄筆原紙からタイプ原紙の需要が高まり、当社では製造設備を拡充し、謄写印刷用、オフセット印刷用のタイプ原紙の製造を進めるようになってきました。同時に印刷方式も大きく変わり、電動輪転印刷機がより生産性を高めていきました。謄写印刷がオフセット印刷に順次移行するようになると「ダイトー清打用紙」(プロ仕様活字専用用紙)の製造をはじめています。最盛期は昭和30 年から50 年初めで、その後コピー機が出現し、さらにワープロ、パソコンが登場し、QA化の嵐の中で、謄写印刷はついに市場から撤退することとなったのでした。 原稿を電送して製版できる謄写ファックスが出現、さらには光学的な製版機の登場など、瞬く間に社会環境は激変しました。こうした時代に当社は、謄写版原紙の製造で培った技術を応用し、現在の機能性フィルム加工事業へと技術を繋げてきたのです。

  • HORII 輪転謄写機

  • daito 輪転謄写機

  • A.BDICK 輪転謄写機(アメリカ)

  • 謄写 FAX 製版機

ものづくりを体験「昭和の教室」

リニューアルに際して新しく増設したのが昭和時代の小学校教室をイメージした「昭和の教室」です。このエリアでは、当社が2015年まで輸出販売していた「輪転謄写機」や「デジタル孔版印刷機」の実演をご覧いただけます。そして、当社が和紙加工で培ってきた技術を活かした現在の印刷メディアも展示しています。また、「昭和の教室」エリアは謄写印刷や和紙加工に関連するワークショップや展示会、研修などの場としてもご利用いただくことができます(ご相談ください)。コピー機の登場によって謄写印刷は次第にその姿を消していき、当社においても、謄写印刷製品は2016 年のミャンマーへの輸出が最後になりました。当資料館では、「謄写印刷」というアナログ技術が日本の企業活動や社会生活を支えてきたことを、技術の変遷や当社が歩んだ道のりを通してご紹介しています。ぜひご来場ください。

  • 年賀状

  • 関東大震災

  • 正田美智子氏像
    (岩根豊秀)

  • 孔版文字分析

  • ヒマワリ
    (助田茂蔵)

  • 羊・旅のみやげ〝花〞
    (安恒春一)

大東化工のあゆみ

大東化工は、1941年に原紙製造を開始し、やがて世界100 か国以上に製品を輸出してきました。ところが、コピー機の登場やデジタル化の進展で謄写印刷はその地位を明け渡すことになったのです。そこで、新しい時代に適応するべく、原紙製造で培ったコーティング技術を生かして機能性フィルムの製造に転身しました。そして今、ヘルスケア、ライフサイエンス用資材の開発にも取り組んでいます。
1937 昭和12
岐阜市長良平和通りに、神山直治が大東紙工所を創業
製造原料の取扱、タイプ原紙の製造を始める
1943 昭和18
大東化工株式会社に社名変更
1944 昭和19
太平洋戦争下、日本陸軍から軍需工場の指定を受け風船爆弾の原反を加工する
1948 昭和23
機械すき和紙の抄造を始める
1953 昭和28
タイプオフセット用ネガ原紙を開発、製造開始
1964 昭和39
タイプ原紙初の輸出先となるエジプトに出荷開始
1969 昭和44
通産大臣より輸出貢献企業として表彰される
1974 昭和49
マレーシアでタイプ原紙貼合わせ加工を開始
1981 昭和56
インドネシアでタイプ原紙貼合わせ加工開始
伊自良工場に第一棟を建設。タイプ原紙の増産を図る 
1986 昭和61
タイでダイトータイプ原紙の生産を開始
1987 昭和62
伊自良工場に第二棟(デジタルマスター製造プラント)完成
1992 平成 4
ラベルライター用印刷フィルムを発売
伊自良工場に第三棟(機能性フィルムプラント)が完成
2000 平成12
伊自良工場に第四棟(タイプ原紙用インク製造プラント)が完成
謄写技術資料館開館
2001 平成13
発展途上国に「daito 輪転謄写機 DC-700」を発売
2014 平成26
オンデマンド印刷向け「ぴたこんラベル」を発売
2016 平成28
ニチバン株式会社と資本提携・業務提携を締結
2021 令和 3
ダイトー謄写技術資料館リニューアルオープン
高品質プリンター用メディア「daitobino」 発売
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