SDGsの活動の一環であります第2回和紙製造工程体験研修会が行われました。
この活動は、大東化工で働く社員に当社の歴史を知って貰い、それと共になぜ岐阜の地にその産業が生まれたのかを感じ取ってもらい次世代の社員に持続伝承して進化していって貰う目的です。
まず美濃にある和紙製造工房の「コルソヤード」さんにお邪魔して、和紙の原料作りの「たくり」体験をさせて頂きました。 和紙と一言でいっても、一枚の紙が出来上がるまでにはとてつもない作業がある事を知りました。
そして現場を見学し、触れさせてもらい作業開始です。「たくり」とは楮の黒皮から白皮にする作業で、細かく繊細な作業でした。この過程で黒皮が残っていると和紙が出来上がった時に真っ白の和紙に黒い点が浮き上がってしまうので出来るだけきれいに黒皮の部分は排除しなければなりませんでした。
午後からは美濃和紙の里会館に移動して、和紙漉き体験です。見るのと行うのとはまるで違い、表面がスムーズにすることがこんなに難しいのか。「トロロアオイは和紙を漉く際、原料となる楮などの繊維の広がりを均一にしてくれるらしいから広がって~」などど念じながら体験しました。 原料作りの一部と和紙漉き体験をしてから館内の資料の見学をすると和紙の1300年の重みを感じます。
このような活動は部署間の交流にもつながり大東化工の軸の学びに役立つので持続して行って行きたいです。